AWS主催のSeed CTO Dojoに参加してきた
AWS主催のSeed CTO Dojoに参加してきた
AWSの担当者からお誘いを受け、Seed CTO Dojoに参加しました。 このイベントはシード〜シリーズAのスタートアップのCTOが集まり、同じ時期に起業したCTOと交流を深める場でした。 今回は、そこで学んだポイントをいくつか紹介したいと思います。 イベントを通じて、PMFがトピックになっていました。
テックトピック:シード期のスタートアップのための技術セッション
早期段階では、データドリブンなフィードバックサイクルを素早く構築し、ユーザーが自動的に拡散する仕組みを作ることが重要です。 中期段階では、指数関数的な成長にスケーラビリティ、柔軟性、拡張性が機能的にも組織的にも必要となります。
特に以下の2つのポイントが重要です。
目の前の判断がOne-way Door(後戻りが難しいもの)かTwo-way Door(試して後から変更できるもの)かを判断し、無駄に時間をかけず、試してみるハードルを下げることが大切です。
差別化につながらない重労働(Undifferentiated Heavy Lifting)を避け、AWSのようなサービスを利用することで効率化を図りましょう。 データドリブンにプロダクトの意思決定を反映し、MVPの作成や改善を素早く行える仕組みを整えておくことが重要です。
プロダクトトピック:先輩CTOからPMFまでの経験談を学ぶFireside Chat & グループ内での感想戦
参加者たちが共有した経験談から学ぶことができるポイントは以下の通りです:
- 特定のユーザー向けしか使われない機能は作らないこと。
- コアコンピタンスではない技術には力を入れすぎないこと。
- 競合に対する対策を考えること。例えば、GAFAが参入してきた場合の対応策など。
- 1-2個のコアコンピタンスを確立すること。例えば、ドメイン知識やAI技術など。
- 最初はフルスタックの人材を集め、5-10人のタイミングでチームを分けて疎結合にすること。
- PMF(Product-Market Fit)を定性的なものとして捉え、一気に使われるようになった機能をリリースすること。
マネジメントトピック:シード期にこそおさえておきたい経営者マインドFireside Chat & グループ内での感想戦
経営者マインドを持つことが重要で、以下のポイントが挙げられます:
- シード期には、大きなマーケットであること、攻め方の順番、創業メンバーの質などを投資家が評価しています。
- CTOはCxO(最高経営責任者)であることを自覚し、責任感を持ってスケーラビリティを追求しましょう。
- CTOは経営の数字の見方を学び、CxOが交代することも覚悟しましょう。
- 経営と執行を分け、選択と集中を大切にしたほうがよい。
シード期のスタートアップにおいて、技術、プロダクト、マネジメントの各トピックについて学ぶことで、より効果的な経営を行うことができます。成功への道筋を見つけるために、これらのポイントを理解し、実践することが重要です。また、同じステージにいるCTOとのネットワークを築くことも有益です。彼らとの交流を通じて、さらに多くの知見や経験を共有し合い、スタートアップの成長を加速させましょう。